ギリシャ旅行2. ホテル アート ホテル サントリーニ

ホテル名:Art Hotel Santorini(アート ホテル サントリーニ)

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 サントリーニ島の真ん中にあるPyrgosにあるホテル。空港からはタクシーで20分程度(25ユーロ)、バスではPyrgosの降り場から徒歩10分弱です。また、タクシーを使えば、カマリビーチまで10~15分で行けます。

このホテルは一言で言うと、おしゃれ!私はBlissfulという部屋に泊まりました。泊まる2ヶ月前に予約して、37,000円程度でした。当日や翌日は全部屋満室だとスタッフさんが言っていたので、結構人気なのでしょう。

この部屋、2人で泊まるにはもてあますくらい広いです。2ベッドルーム、1バスルームで、加えてリビング的なところもあります(下の写真)。部屋の内装は真っ白で、そこにセンスの良い、凝ったデザインの家具が置かれています。写真には写っていませんが、カウンターがあり、そこには電気ポットや冷蔵庫、お茶等があります。また、大きなテレビがこの部屋には設置されていました。とても広々です。

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それぞれの寝室にテレビが設置されています。また、各部屋からバルコニー?に出ることができます。暗く写ってしまいましたが、実際はとても清潔感があって、綺麗です。

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バスルームはこんな感じ。シャワーが並んで2つ設置されています。ちなみにアメニティのボディクリームはとってもいいにおいでした。夏のギリシャはとても乾燥しているのにボディクリームを持っていかなかった私は、旅行中ここのボディクリームに助けられました。その他のアメニティも使い心地やにおいがよかったです。

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このホテルの象徴的な赤いプールはホテルの真ん中にあり、このプールを囲うように部屋が配置されています。プールは浅めのものと、深め(深さ2 mくらい?)の2種類があります。寝転がれる広めのベッド3台、大きめのクッション1つ、イスとテーブルのセットが2つありました。ベッドとクッションには新しいタオル等が常に準備されています。また、奥にはバーがあり、ウェルカムドリンクとして好きなドリンクを作ってくれます。なお、スイートには、街を一望できる部屋のバルコニーに、プールが付いているようでした。

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朝ごはんは、チェックイン時に食べたいものを紙でチェックするタイプ。無駄がないし、食べたいものを食べられるし、このシステムは他のホテルにもあると嬉しいなと思いました。

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 朝ごはんは、指定した時間にバルコニーに持ってきてくれて、そこで食べます。私はフェタチーズが入ったオムレツ(ギリシャの朝ごはんによくある)、フルーツ、ギリシャヨーグルト、ハチミツ、パン、フレッシュオレンジジュース、紅茶にしました。ギリシャヨーグルトは日本で食べたことがあるものよりも、もっとクリーミーで、クリームチーズのよう。また、ギリシャのハチミツは固めで、しっかりとした味なので、ヨーグルトに合わせると、それだけで立派なデザートになります。たくさんのフルーツはとっても嬉しい。

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 このホテルの良いところは、とにかく綺麗でおしゃれなところ。どこかに色々行きたいわけでなければ、ホテルのプールサイドでお酒を飲みながら読書をして過ごすのも素敵です。実際に、ホテルに着いたあとや、朝ごはんのあとにプールサイドでごろごろしましたが、とてもリラックスできました。泊まっていた方は30~40代くらいの方が多く、騒がしくなかったのもよかった理由かもしれないです。あと、朝、ホテルの前をロバを連れたおじさんが通るので、ロバについてる鐘の音で目が覚めるのも、個人的には好きでした。

スタッフもフレンドリーで、朝ごはんはどれがおすすめとか、サントリーニでビーチならここ!とか、色々教えてくれます(レッドビーチは混みすぎててリラックスできない、ブラックビーチがいいよと言われました)。ギリシャはホテルもお店も、とにかくおしゃべりが好きなスタッフが多いので、地元の人に観光情報を聞くのが一番です。

一方、微妙だなと思ったのはアクセス。空港までの送迎をしていないので、車を借りないかぎりは、空港からはタクシーかバスを使わないとホテルに行けません。タクシーは島で価格を決めているのか、一律25ユーロと結構高い。最寄のバス停はPyrgosで、そこから徒歩で10分弱。夜は街灯がほぼないので、携帯のライトかなにかをつけないと危ないです(治安は全く問題ない)。このPyrgosのバス停が微妙で、バスは30~40分に一本程度と本数が多くありません。また、ビーチにバスで行くには一回ティラに出て、そこからバスに乗る必要があります。ブラックビーチはホテルからタクシーで10分程度なので、行きはホテルの人にタクシーを呼んでもらえばいいのですが、帰りはタクシーがつかまるような場所じゃないので、バスで帰るか、飲食店の人に頼んでタクシーを呼ぶことになります。

あと、プールはプールサイドでごろごろするにはいいのですが、ここを含め、サントリーニのプールはただの水です。温水じゃないので、全身浸かるには結構寒い。欧米人よりも寒さ耐性のない日本人には、プールに入るのはちょっと厳しいので、ここでプールに入ることを楽しみにするのはやめたほうがいいです。また、寒さつながりでいうと、Pyrgosは標高が高いせいか、朝晩や日陰が冷えます。このホテルのバルコニーは日陰になっている部屋が多く、私は寒すぎて、バルコニーではバスローブとバスタオルを羽織っていました笑 体感温度は人によって違うとは思いますが、一緒に行った女性も寒い寒いと言っていました。かたや、両サイドの部屋の欧米人カップルたちは水着だけで朝にバルコニーで過ごしていて、特段寒そうにしていなかったので、こちらも欧米人向けといったところでしょうか…。

ホテルは割高感がありましたが、部屋もスタッフもとても良いので、Pyrgosで過ごす予定で、予約サイトでセールになっていたら泊まってみてほしいです。ちなみにPyrgosは、ティラやイアと違って人が多くなく、落ち着いているので、ゆっくり過ごすのに最適です。 

ギリシャ旅行1. 基本情報

2017年9月上旬~中旬に10日かけてアテネサントリーニ島(2泊)、イドラ島(1泊)へ旅行したので、役立ちそうな情報を書いていきます。

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【気候】

日中は30度、朝晩は20度程度と、寒暖差が大きい典型的な地中海性気候です。特にサントリーニの標高が高い場所は風も強く、とても冷えました。日差しの強さは日本とは比べ物にならないくらい強く、街中の観光の場合も日焼け止めとサングラスは必須です。私はアテネの市内観光で気を抜いていた結果、完全に日焼けしました。また、とにかく乾燥しているのでボディクリームでしっかり保湿し、水分補給もこまめにしたほうがよいです。真夏なのに、ニベアの青缶で顔の保湿をしても乾燥しました。

私が行った期間はずっと晴れ。軽い曇りだった日が1日あっただけです。

 

【服装】

基本的にはノースリーブのワンピースや、薄いトップスにショートパンツで過ごしました。夜は冷えますし、美術館やお店は寒いことがあるので薄手のコットンのシャツを常に持ち歩いていました。上述のとおり、サントリーニ(のPyrgos)はすごく寒かったので、ストールを持っていったほうが無難です。また、ギリシャは石畳や大理石がざっくりとはめ込まれている床が多いので、ヒールは不向きです。ぺたんこか、ヒールがあっても太いものじゃないと歩けません。特にパルテノン神殿に行く階段は大理石でできていて、とにかくすべるので(すべっている人がたくさんいました)、裏がゴムっぽいほうが危なくないです。画像はパルテノン神殿に行く道の石畳。

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ギリシャの人や観光客の格好はかなりラフで、アテネから電車で行ける範囲にビーチがあるせいか、市内の電車でも水着の上に薄いトップス&ショートパンツ&ビーサンの女性がたくさんいました。特産品だからなのか、皮のぺたんこのサンダルを履いている人も多かったです。男性もTシャツ&短パン&サンダルがほとんどで、上半身裸で電車に乗っている人もいました笑

 

【言葉】

ギリシャ語が使用されており、文字が全く馴染みのない文字なので(一部、数学で使ったなー程度)、文字だけでも覚えていくとちょっと便利です。ですが、相当辺鄙なところに行かない限り、みんな基本的な英語は使えますし、レストランでは英語メニューを準備しているところばかりなので、英語ができれば問題ないです。日本語はもちろん通じませんが、たまに「こんにちはー!」とか声をかけてくることはあります(基本的には中国語で声かけられましたが)。

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【食事】

魚介とフェタチーズがとにかくたくさん出てきます。魚まるごと一匹をオリーブオイルとスパイス塩コショウで焼いたものにレモンをかけて食べるだけで感動的なおいしさでした。フェタチーズもたいていの料理に使われていて、単純にフェタチーズを焼いたものや揚げたものもおいしかったです。グリークサラダにも、どかっ!っと乗っていたりします。また、さすが、オリーブは日本で食べるものと全然質が違いました。

ギリシャは一皿のボリュームが大きいことが多く、2人であれば3~4皿頼んだら食べきれない量になる感じでした。普通のお店でおなかいっぱい食べて軽くワインを飲んだら1人30ユーロ程度、ちょっとおしゃれな、価格帯の高いところでは50ユーロ程度でした。グラスワインは3~5ユーロくらいで、コーラより安いです笑 ギリシャのワインは白がおいしいようです。

写真はサントリーニで頼んだタコをオリーブオイルとハーブで焼いた料理。手のひらより大きいタコ×2がきました。

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ギリシャはコーヒーがちょっと独特です。フラッペはちょっと酸味のある冷たいシェイクされたコーヒーで、上に泡がのっています。注文時に砂糖の量を、甘め、中間、砂糖なしから選択します。グリークコーヒーは下に粉のコーヒーが溜まっているので、最後まで飲みきろうとすると口の中がじゃりじゃりするので気をつけてください。

 

【交通情報】

地下鉄、バス、フェリーを使えば色んなところに行けます。島に行くときは飛行機も使うと便利です。地下鉄とバスは、24時間乗り放題で4.5ユーロのチケットが販売されているので駅で購入することをおすすめします。地下鉄で使用する切符は、電子チップ?が内蔵されているものは(写真左。透かすと中に何か入っていることがわかる。空港から市内へ出る際に買ったのはこれ)改札にかざします。出るときは特になにもしなくて大丈夫です。電子チップが内蔵されていないものは(写真右)、改札に入る前に時刻を打つ機械に入れます。こちらは入るときも出るときはなにもしなくて大丈夫です。

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気をつけてほしいのはフェリー。基本的にのんびりしているギリシャですが、フェリーだけは時間ぴったりに出発します。ぎりぎりに乗ろうとすると、のんびりしているはずのギリシャ人の係員さんがすごく焦りだす&イライラします。なお、フェリーはインターネットで事前予約&支払い可能なので英語が使えるのであればおすすめ。繁忙期にはフェリーが取れず、行けない場所がでてくる時があります。

さらに気をつけてほしいのはストライキ。夏は稼ぎ時なのであまりないようですが(私は一回も当たらず)、他の時期にギリシャに行った友人数名はたいてい1回はストライキに当たり、旅程が崩れたと言っていました。完全に交通機関がマヒすることもあれば、特定の時間だけ運行する場合もあります。ですので、かつかつの旅程を組むことはおすすめしません(どこかの島からフェリーで帰ってきた日に日本へ帰国のための飛行機、とかはとても危険)。

 

【治安】

経済破綻したし荒れ果てているのかな…と思っていきましたが全然そんなことありませんでした。物乞いの人も滅多に見かけないです。ただしアテネ市内のシャッターはたいてい落書きされていますし(あまりギリシャの人はシャッターに落書きされても気にしないらしい)、閉まっているお店もたくさんあります。個人で行くのであればあまり人通りがないところに入らないようにしたほうがよいとは思います。

 

【人柄】

ギリシャ人はとにかく人と話すことが大好きな人が多かったです。ちょっとお買い物したり、お茶をすると「どこから来たの?日本語でthank youってどうやって言うのか教えて!」といった感じにどんどん話してきます。また、おじさんの店員さんは高確率で(下ネタを交えて)からんできます。観光客も私が出会った人たちはのんびりした良い人柄の人ばかりだったので、自分から声をかけて観光情報等を聞き出すと、とても楽しいギリシャ旅行になると思います。

バルセロナ旅行19. 観光 サン・パウ病院

実際に2009年まで病院として使われていた場所。ガウディと同時期に活躍したモンタネールが建築家として関わった病院で、現在は世界遺産となっています。

建物の外壁が柔らかいオレンジ/ピンク色で、ディズニーランドや星の王子様ミュージアムのような印象の建物でした。

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敷地は結構広く、ベンチもあるので、お散歩をするのに向いてます。すべての建物に入れるわけではなく、いくつかの公開されている建物にだけ入ることができます。植物も多く植わっていて、オレンジなんかも育っていました。私が行ったときはあまり人もおらず、のんびりとした空気が漂っていました。

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ここなんかはちょっと病院感はあるものの、こんな可愛いタイル張りの病院だなんて信じられないです。何に使われていたのでしょうか…。

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こんな素晴らしいステンドグラスと天井がある建物もありました。

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 バルセロナといえばガウディ建築が真っ先に浮かびますが、こういった趣向が違う素敵な建築も楽しめるのが良いですね。サグラダファミリアとそこまで離れていないので、こちらにも訪れてはいかがでしょうか。