ギリシャ旅行1. 基本情報

2017年9月上旬~中旬に10日かけてアテネサントリーニ島(2泊)、イドラ島(1泊)へ旅行したので、役立ちそうな情報を書いていきます。

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【気候】

日中は30度、朝晩は20度程度と、寒暖差が大きい典型的な地中海性気候です。特にサントリーニの標高が高い場所は風も強く、とても冷えました。日差しの強さは日本とは比べ物にならないくらい強く、街中の観光の場合も日焼け止めとサングラスは必須です。私はアテネの市内観光で気を抜いていた結果、完全に日焼けしました。また、とにかく乾燥しているのでボディクリームでしっかり保湿し、水分補給もこまめにしたほうがよいです。真夏なのに、ニベアの青缶で顔の保湿をしても乾燥しました。

私が行った期間はずっと晴れ。軽い曇りだった日が1日あっただけです。

 

【服装】

基本的にはノースリーブのワンピースや、薄いトップスにショートパンツで過ごしました。夜は冷えますし、美術館やお店は寒いことがあるので薄手のコットンのシャツを常に持ち歩いていました。上述のとおり、サントリーニ(のPyrgos)はすごく寒かったので、ストールを持っていったほうが無難です。また、ギリシャは石畳や大理石がざっくりとはめ込まれている床が多いので、ヒールは不向きです。ぺたんこか、ヒールがあっても太いものじゃないと歩けません。特にパルテノン神殿に行く階段は大理石でできていて、とにかくすべるので(すべっている人がたくさんいました)、裏がゴムっぽいほうが危なくないです。画像はパルテノン神殿に行く道の石畳。

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ギリシャの人や観光客の格好はかなりラフで、アテネから電車で行ける範囲にビーチがあるせいか、市内の電車でも水着の上に薄いトップス&ショートパンツ&ビーサンの女性がたくさんいました。特産品だからなのか、皮のぺたんこのサンダルを履いている人も多かったです。男性もTシャツ&短パン&サンダルがほとんどで、上半身裸で電車に乗っている人もいました笑

 

【言葉】

ギリシャ語が使用されており、文字が全く馴染みのない文字なので(一部、数学で使ったなー程度)、文字だけでも覚えていくとちょっと便利です。ですが、相当辺鄙なところに行かない限り、みんな基本的な英語は使えますし、レストランでは英語メニューを準備しているところばかりなので、英語ができれば問題ないです。日本語はもちろん通じませんが、たまに「こんにちはー!」とか声をかけてくることはあります(基本的には中国語で声かけられましたが)。

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【食事】

魚介とフェタチーズがとにかくたくさん出てきます。魚まるごと一匹をオリーブオイルとスパイス塩コショウで焼いたものにレモンをかけて食べるだけで感動的なおいしさでした。フェタチーズもたいていの料理に使われていて、単純にフェタチーズを焼いたものや揚げたものもおいしかったです。グリークサラダにも、どかっ!っと乗っていたりします。また、さすが、オリーブは日本で食べるものと全然質が違いました。

ギリシャは一皿のボリュームが大きいことが多く、2人であれば3~4皿頼んだら食べきれない量になる感じでした。普通のお店でおなかいっぱい食べて軽くワインを飲んだら1人30ユーロ程度、ちょっとおしゃれな、価格帯の高いところでは50ユーロ程度でした。グラスワインは3~5ユーロくらいで、コーラより安いです笑 ギリシャのワインは白がおいしいようです。

写真はサントリーニで頼んだタコをオリーブオイルとハーブで焼いた料理。手のひらより大きいタコ×2がきました。

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ギリシャはコーヒーがちょっと独特です。フラッペはちょっと酸味のある冷たいシェイクされたコーヒーで、上に泡がのっています。注文時に砂糖の量を、甘め、中間、砂糖なしから選択します。グリークコーヒーは下に粉のコーヒーが溜まっているので、最後まで飲みきろうとすると口の中がじゃりじゃりするので気をつけてください。

 

【交通情報】

地下鉄、バス、フェリーを使えば色んなところに行けます。島に行くときは飛行機も使うと便利です。地下鉄とバスは、24時間乗り放題で4.5ユーロのチケットが販売されているので駅で購入することをおすすめします。地下鉄で使用する切符は、電子チップ?が内蔵されているものは(写真左。透かすと中に何か入っていることがわかる。空港から市内へ出る際に買ったのはこれ)改札にかざします。出るときは特になにもしなくて大丈夫です。電子チップが内蔵されていないものは(写真右)、改札に入る前に時刻を打つ機械に入れます。こちらは入るときも出るときはなにもしなくて大丈夫です。

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気をつけてほしいのはフェリー。基本的にのんびりしているギリシャですが、フェリーだけは時間ぴったりに出発します。ぎりぎりに乗ろうとすると、のんびりしているはずのギリシャ人の係員さんがすごく焦りだす&イライラします。なお、フェリーはインターネットで事前予約&支払い可能なので英語が使えるのであればおすすめ。繁忙期にはフェリーが取れず、行けない場所がでてくる時があります。

さらに気をつけてほしいのはストライキ。夏は稼ぎ時なのであまりないようですが(私は一回も当たらず)、他の時期にギリシャに行った友人数名はたいてい1回はストライキに当たり、旅程が崩れたと言っていました。完全に交通機関がマヒすることもあれば、特定の時間だけ運行する場合もあります。ですので、かつかつの旅程を組むことはおすすめしません(どこかの島からフェリーで帰ってきた日に日本へ帰国のための飛行機、とかはとても危険)。

 

【治安】

経済破綻したし荒れ果てているのかな…と思っていきましたが全然そんなことありませんでした。物乞いの人も滅多に見かけないです。ただしアテネ市内のシャッターはたいてい落書きされていますし(あまりギリシャの人はシャッターに落書きされても気にしないらしい)、閉まっているお店もたくさんあります。個人で行くのであればあまり人通りがないところに入らないようにしたほうがよいとは思います。

 

【人柄】

ギリシャ人はとにかく人と話すことが大好きな人が多かったです。ちょっとお買い物したり、お茶をすると「どこから来たの?日本語でthank youってどうやって言うのか教えて!」といった感じにどんどん話してきます。また、おじさんの店員さんは高確率で(下ネタを交えて)からんできます。観光客も私が出会った人たちはのんびりした良い人柄の人ばかりだったので、自分から声をかけて観光情報等を聞き出すと、とても楽しいギリシャ旅行になると思います。

バルセロナ旅行19. 観光 サン・パウ病院

実際に2009年まで病院として使われていた場所。ガウディと同時期に活躍したモンタネールが建築家として関わった病院で、現在は世界遺産となっています。

建物の外壁が柔らかいオレンジ/ピンク色で、ディズニーランドや星の王子様ミュージアムのような印象の建物でした。

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敷地は結構広く、ベンチもあるので、お散歩をするのに向いてます。すべての建物に入れるわけではなく、いくつかの公開されている建物にだけ入ることができます。植物も多く植わっていて、オレンジなんかも育っていました。私が行ったときはあまり人もおらず、のんびりとした空気が漂っていました。

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ここなんかはちょっと病院感はあるものの、こんな可愛いタイル張りの病院だなんて信じられないです。何に使われていたのでしょうか…。

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こんな素晴らしいステンドグラスと天井がある建物もありました。

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 バルセロナといえばガウディ建築が真っ先に浮かびますが、こういった趣向が違う素敵な建築も楽しめるのが良いですね。サグラダファミリアとそこまで離れていないので、こちらにも訪れてはいかがでしょうか。

バルセロナ旅行18. 観光 グエル公園

サグラダファミリアと同様に、ガウディ建築だしトカゲ有名だし行っておくか…と思って行ったものの、結果的に3時間くらい滞在した場所です。少し歩きますが、ゴルゴダの丘まで行くことをおすすめします。

有料エリアである大階段、中央広場、市場のどこを見ても可愛いモザイクタイル!波打っているようなデザインもやわらかい印象です。

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大階段の壁は遠くからみるとただのチェック模様ですが、近くで見るとこんなにも可愛い。どう生きてきたら、こんな素敵な色の組み合わせをできる感性を持てるのでしょうか…。

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中央広場からはグエル公園の正門全体を見ることができます。

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中央広場のサイドも不思議なデザイン。

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また、入り口付近にある守衛小屋も素敵なのでお忘れなく!こんな場所で過ごせるのなら守衛さんの仕事をしたい…と思ってしまいました。

 

 サグラダファミリア同様、事前にチケットをネットで購入することをおすすめします。人数制限があるので、予約せずに当日行くと数時間待つ可能性があります。

 

無料エリアにはガウディの家博物館とゴルゴダの丘があります。ゴルゴダの丘の頂上までは30~40分くらい歩きます。ゆるやかな坂がずっと続くので軽いハイキングのような感じ。こちらはあまり混んでいません。

 岩で作られているアーチにはベンチもありますし、私が行ったときは楽器を弾いている人もいて、ゆっくりした時間が流れている感じです。友達と昔話や近況を話しながら歩くのにぴったりでした。

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ゴルゴダの丘に到着すると展望台があります。展望台からはバルセロナの街と地中海が見えます。上りはいいのですが、降りるときが予想以上に急なのでお気をつけください。

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最寄の駅からグエル公園はかなり歩きます(20分くらい)。グエル公園から駅は下り坂なのでそこまでつらくないですが、駅からグエル公園は上り坂なので徒歩はおすすめしません。バスも通っているようですが私はタクシーで行きました。